痛風・高尿酸血症

1、高尿酸血症の治療の必要性

尿酸値が高い状態を放置していると、痛風の発症頻度が高くなるだけでなく、血管を傷害し動脈硬化の進行を促進させるため、狭心症・心筋梗塞・脳卒中などの発症リスクが高くなることが知られています。
また、腎臓、心臓などの主要な臓器障害の原因にもなり、長年月を経て、腎障害、心疾患を招くことにもなります。

2、高尿酸血症の定義

高尿酸血症は、血液中に尿酸が多くなった状態です。痛風は、尿酸の結晶が関節などに蓄積して起こる炎症発作です。痛風の9割は成人男性に発症します。

高尿酸血症 = 血清尿酸値 7.0㎎/dlを超える場合

3、高尿酸血症の原因

尿酸は、体内で合成される量と食事から摂り入れる割合が凡そ6:1と言われています。通常は、過剰になった尿酸が主に尿から排泄されます(その他、便中)。
尿酸の原料は、細胞の核にある核酸を構成する成分で「プリン体」が分解代謝されると尿酸となります。これが体の中で蓄積されると痛風が起きます。

 体内での尿酸の産生が増加

アルコール過剰、食事、肥満など
その他、先天性の代謝異常や血液疾患、無酸素運動など

2 尿酸の体外への排泄が悪い

アルコール過剰、肥満、腎不全、脱水、遺伝的体質

3 1と2の両方

※アルコール過剰に注意

アルコールは、それ自体、肝臓での尿酸産生を亢進させ、さらに、腎臓からの排泄を低下させます。

〈一日の適量〉ビール約500ml、日本酒1合、ウィスキーシングル2杯、ワイン1/3本