ほくろ

1.ほくろについて

ほくろをとりたいと希望されて多くの方が来院されます。
最近では、きずあとが目立たないようにとレーザー治療を希望される方が多くみえます。そして、多くの方が、ほくろはレーザーできずあとも残さずとることができると思ってみえるように思います。
さて、ほくろはどんなものでも簡単にレーザー治療で治療できるのでしょうか。
それは可能なものもあれば不可能なものもあります。
まず、悪性の疑いのあるものはレーザー治療は無理です。きちんと切除しないと、再発し全身に影響をきたすことも起こりえます。また、非常に深いところまで、母斑細胞(ほくろの細胞)が存在すると、レーザーで浅くけずるだけではとりきれず、結局は深い傷をのこしてしまうことになります。ほくろはとりたいけどどのようにとるのかわからず不安だという方に当院での切除方法について理解していただけたらと思います。

2.ほくろの治療法

  1. まず、ほくろに悪性の所見がないかどうかをデルマトスコピーにて十分観察させていただきます。少しでも悪性の所見が認められるときは、あらかじめ病理検査を行うなど、治療計画を厳密に立てます。その後、治療計画にもとづいて切除し、さらに病理検査を行い、とりきれているかどうか、悪性度はどの程度なのかを再評価します。このような症例では、レーザー治療の適応にはなりません。
  2. ほくろ治療の基本は手術です。ほくろは母斑細胞が集まって腫瘍を形成してきたものですから、治療の基本は切除です。病変がきちんととりきれるように脂肪組織まで含めて切除します。その後、症例に応じた方法で、できるだけ傷が目立たない方法で縫合します。さらに、病理検査を行い、病変が取り切れているかを確認します。傷あとは、手術治療では、縫合線は半年ほどは赤みが続きやや目立ちます。長い目で見て2年たてば縫合線も白くなり、かなり目立たなくなります。
  3. ほくろに悪性の所見がないと思われ、できるだけ傷あとの少ない治療を希望されるときに、レーザー治療を選択します。それでも全く傷あとがないというわけではありません。レーザー治療をご希望の方は美容皮膚科、美容外科症状悩み別のほくろ・いぼとりのページをご覧下さい。
  4. 症例写真

    背部のピーリングの様子