皮膚をレイヤーごとに治療する~表皮、真皮浅層について
皮膚には角層、表皮、真皮、皮下脂肪、SMAS、筋層、さらにその下に脂肪、そして骨と何層にもサンドされて作られています
一般的に皮膚というのは皮下脂肪のところまでを言います。皮膚は光老化の影響が強く、20代半ばからその影響が少しずつ出てきます。
10代のころは、にきびなど角質の肥厚、毛穴のつまりによって生じる悩みが多くあります。そのようなケースは、角質をきれいにする、毛穴のつまりをとるなどを目的をしたピーリングで改善が期待できます。
しかし、20代半ばになってくると、光老化による真皮の老化が表面化してくるので、はりがなくなる、毛穴が開く、にきびのあった後の赤みが改善しない、にきびあとが治癒しない、しみ、くすみがでてくるなど、さまざまなお悩みが増えてきます。紫外線の強い夏を過ぎたこの頃は、そんな悩みが増えてくるころです。まだ、たるみのお悩みまではいかないころです。
こんな時は、ターンオーバーで皮膚がはがれていく表皮までの治療だけでなく、真皮のケアが必要になってくるのです。レーザーで真皮のメラニンやヘモグロビンに刺激を加える、ニードルで真皮を刺激して新しい皮膚を再生していく、真皮に美白の成分の入った薬剤を直接注射する、真皮まで届くようにエレクトロポレーションで薬剤を届ける、ピーリングでトラネキサム酸を届ける などさまざまなアプローチを行い、真皮が老化してメラニンを作るようになってしまった指令を少しでも止める、表皮のターンオーバーを促進させて、表皮にメラニンが多くとどまって、真皮に落ちないようにするという策が、今の時期、早急に必要です。
今回のキャンペーンではそのような施術を提案させていただいています。
強い抗酸化作用のあるアセチルシステイン、レスベラトロール、ナイアシンアミド、アミノ酸、ヒアルロン酸、ボツリヌス毒素A同様の活性を持つアセチルヘキサペプチドの入ったNEOFOUNDを直接注射することは、美白、小じわに効果を期待できる注射です。
また、水光注射もいろいろな薬剤を直接真皮に届けることができるので、はりなど、肌の若返りを期待できる治療です。
注射系の苦手な方は、ケアシスやトラネキサム酸のピーリングはできるだけ美白成分を真皮まで薬剤が到達できるように工夫している治療ですので、安心して受けていただける施術かと思います。
真皮のケアは残念ながら、塗り薬だけでは十分とは言えません。是非、今のうちから、少しずつ 真皮ケアをしていただけたらと思います。思い立った時始めれば、決して遅すぎることはありません。一度 クリニックに来て、ご相談していただけたらと思います。スタッフ一同、いろいろとご相談に乗らせていただきます。
次回はもう少し踏み込んだ真皮ケア、さらにSMASの治療など しわ、たるみに関連した真皮深層の治療について書きたいと思います。
うえだ皮膚科内科 八田院
当院では、幅広い治療を提供して皆様の「皮膚の健康」から「体の健康」維持に、さらにアンチエイジング、美容治療にも取り組んでいます。可能な限り、皆様のご要望に沿えるような治療プランをご用意していますので、お気軽にご相談ください。
