ヒトパピローマウイルスの感染が原因でできる腫瘤です。ウイルスは100種類以上あり、ウイルスの種類によって症状が異なります。手指、足底、顔に多くできます。表面が角化した灰白色の皮疹が特徴です。足底では、うおのめのようにみえたり、何個も敷石状に広がっているものもあります。顔や首にできると、皮角といって、先端がとがった角のようにみえるものもあります。削ると、出血することがあります。感染しますので、数がふえ、また大きくなると治療は非常にやっかいです。早めに、1週間に1回のペースで定期的に治療していくことにより、早く治癒させることが大切です

液体窒素凍結療法

-196℃液体窒素を使用します。 綿棒でいぼに塗布して 、いぼ組織を壊死させる方法です。 いぼは瞬間凍結されますが、この凍結・融解を繰り返すことにより不要な組織を破壊します。1~2週間に1回のペースでこの治療を繰り返すことで、少しずつ とれていきます。

薬剤による治療

サリチル酸、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒド、トリクロロ酢酸、モノクロル酢酸、ポドフィリンなどがあります。薬剤治療は液体窒素による治療やレーザー治療に比べるとほとんど痛みがないので、小児に向いた治療といえます。

内服治療

ヨクイニンによる内服治療を行っております。ヨクイニンはいぼに対しての免疫を高める効果があります。こちらも痛みがない治療ですので、痛みに弱い方におすすめです。

ウイルス性疣贅(いぼ)|うえだ皮膚科内科八田院|名古屋市中川区