しみに対しての全体的な治療方針|しみの種類|しみの分布別の治療法|しみの種類別の治療法|しみ予防をしたい方へ|治療の流れ
しみ・くすみ・そばかす・肝斑に適したメニュー
- ノーリス
- トラネキサム酸トーニングピール
- ピコレーザー
- レーザーフェイシャル
- レーザートーニング
- 光治療
- イオン導入
- エレクトロポレーション(ケアシス)
- Qスイッチレーザー
- 炭酸ガスレーザー
- 内服治療(トランサミン)
- トレチノイン・ハイドロキノン療法
- ビタミンCローション
- エンビロンフェイシャルトリートメント
- 美白点滴 ビタミン・ミネラル点滴
- 白玉点滴
- プラセンタ注射
- 高濃度ビタミンC点滴
しみに対しての全体的な治療方針
しみをよく観察し、どのような治療を選択するともっともよいのかを診断することはとても難しいことです。治療方法を間違えると、しみをより濃くしてしまう可能性もあります。しみの診断をきちんとすることは、かなり難しく奥の深い技術なのです。
また、患者さんからは、このしみが気になるとスポットで相談されることが多いのですが、一点のしみだけをとることよりも、全体に多数ある小さい色素班にアプローチして全体のトーンを明るくしていくことで、顔が明るい印象になり美しくなっていくことはよくあります。
また新しいしみができないようにアドバイスをしていくことも大切な治療の一環です。
しみの分布別の治療法
1.広範囲の薄い色素沈着でお悩みの方へ
広範囲の薄いしみ、くすみを改善し、またハリを与えて全体のトーンを明るくしていく治療が適していると考えます。レーザーフェイシャルや光治療で全体を治療することをおすすめします。また、美肌成分をイオン導入やエレクトロポレーションによって浸透させていく治療や、外用、内服、点滴治療を合わせておこなっていくとさらに効果が高まります。

2.大きく濃いしみでお悩みの方へ
主にQスイッチレーザーを使用して治療します。メラニンを飛ばす治療ですから、1週間から10日間ほどでかさぶたができます。通常はかさぶたの上にテープをはります。炎症止め入りのコンシーラーで代用することも可能です。レーザー照射後に刺激を加えないように気を付けないといけません。また、すべてのしみが消しゴムで消したように治るわけではありません。色素班の色や厚みによって、レーザーの反応の仕方も様々です。また、炎症後の色素沈着といって、治療後1か月くらいで、一度消退した色がもとにもどってしまうことがあります。日本人では約半数くらいの人にこの現象がおきます。レーザー治療によっておこした炎症により、メラニンを作る細胞が活性化するのではないかといわれています。これは日に焼けると色が濃くなりやすい人に多いように思います。この炎症後色素沈着は、数か月後には色が薄くなっていきます。このため、レーザー照射後にあらかじめ、ハイドロキノンやトレチノイン軟膏を外用して、炎症後色素沈着の発生するリスクをへらしておくことをおすすめします。

しみの種類別の治療法
老人性色素斑
境界のはっきりとした茶色または黒っぽい色素班で、加齢のより出現するしみです。濃いシミがスポットである場合は、しみとりレーザーを照射しますが、広範囲の薄いしみ、くすみは、全体をみて治療した方が美白効果が固まることはよく見受けられます。

施術メニュー
雀卵斑(じゃくらんはん)
そばかすのことです。小さな茶色い斑点が頬や鼻周りに多く見られます。子供のころから存在し、思春期に濃くなりますし、成人以降も紫外線の影響で数が増えていきます。しみとりレーザー治療をおすすめします。施術後、テープをはっておくことが難しい方や、にきびなどもあり、全体の治療もおこなった方が効果が高まる方は、光治療をおすすめしています。

施術メニュー
脂漏性角化症
茶褐色から黒色まで様々な色をした皮膚の良性腫瘍です。表面をこすると、かさぶたがとれるようにぼろぼろととれます。紫外線の影響や皮膚の老化が原因だといわれています。炭酸ガスレーザーで気化、蒸散させ削り取っていきます。また、-150℃から-170℃の液体窒素をあてるという治療もあります。液体窒素による治療は、保険適応ですが、治療後に色素沈着をきたしやすいこと、何回も治療が必要であるという難点があります。また、大きいものは、手術により切除することもあります。治療効果は高く、確実にとれますが、傷あとが問題になることがあります。

施術メニュー
- 炭酸ガスレーザー
- 液体窒素療法
- 手術療法
後天性真皮メラノサイト―シスADM
両側の頬骨のところを中心に、点状にできるやや青い色をしているあざです。肝斑やしみといって来院される方にこの疾患の方がみえます。ADMは後天性真皮メラノサイト―シスと呼ばれ、メラニン色素を生成するメラノサイトが深い真皮層にあるため、ターンオーバーに時間がかかります。そのため、メラニン色素はなかなか排泄されずに蓄積しています。いわゆる通常の老人性色素班より深くに色素が存在しますので、レーザー治療が必要ですが、メラニン色素が深く、肌のサイクルも遅いため、1回だけの治療で改善させるのは難しく、3~6か月おきに、3~5回の治療が必要です。治療の間には、肌のターンオーバーを早めるため、トレチノイン、ハイドロキノンの外用を合わせて行うと治療効果が高まります。肝斑も併発していることもあるので、まず先に肝斑の治療を行い、その後にADMの治療を行わないと、かえって悪化させてしまうこともあります。

施術メニュー
肝斑
女性ホルモンの影響も関与しているといわれている両頬の広範囲のしみです。鼻の下、額、口周りにもできます。30歳~40歳代の人に多くみられます。また、生活習慣(日光にあたることが多い、頬をこすりすぎる)の誤りが悪化因子になっている方もみえます。そのような方はその習慣を改善するだけでもよくなる方もみえます。洗顔方法の指導、トレチノイン・ハイドロキノンによる外用療法、トランサミン、ビタミンCなどの内服治療などで、根気よくつきあっていくことが大切です。すぐには改善しませんが、放置すると悪化していくこともありますので、注意が必要です。また、イオン導入やエレクトロポレーションも劇的な変化ではありませんが、有効です。最近ではレーザートーニングも有効であるという報告もあり、他の治療と組み合わせながら、ある程度効果をあげることができます。しかし、肝斑の治療はとても難しく、なかなかよい結果を得ることは難しく、完全に消失するということはなかなか難しいものだとお考えください。また、治療をおこなっていても、日焼けや肌のこすりすぎ、女性ホルモンの影響を受けますから、そのことも念頭に治療していかないといけません。

施術メニュー
ほくろ(色素性母斑)
ほくろはしみとは全く違います。母斑細胞の集まりの皮膚腫瘍ですから、治療の方針が異なります。
詳細はほくろ・いぼとりのページをご覧ください。

炎症後色素沈着
けがやにきびのあと、アトピー性皮膚炎、湿疹など、炎症がおこったあとであれば、どこにでもできます。皮膚が敏感であることも多く、治癒しにくいケースも多いですが、保湿、摩擦をさける、刺激の少ない治療を行っていくと、かなり改善できます。

施術メニュー
しみ予防をしたい方へ
外用薬・内服薬によってご家庭でデイリーケアすることで、シミ治療の効果を高めるとともに、新たなシミの発生を抑制することができます。
しみ予防におすすめの施術メニュー
しみ・くすみ・そばかす・肝斑におすすめの施術
ノーリス
しみ・色むら・赤ら顔・ニキビ跡の赤み・毛穴の開きを総合的に改善。国内で初めて光治療器において皮膚色素性疾患用として薬事認証を取得した『次世代の光治療』です。
ピコレーザー
「3つの波長」と「3種の照射モード」を組み合わせることで、シミ、そばかす、肝斑、あざ、小ジワ、マルチカラータトゥー、アートメイクなど幅広い疾患を治療することが可能になりました。
ライムライト
メラニンが破壊され、沈着したメラニン色素が浮き上がって小さいかさぶたを形成してきます。その後、かさぶたがはがれることでシミが薄くなっていきます。
レーザートーニング
刺激すると濃くなってしまう可能性のある肝斑に対し、何回かの治療でメラニンを少しずつ減らしていくというイメージの治療です。
レーザーフェイシャル
お肌全体にレーザーを照射して肌の真皮内に働きかけ、コラーゲンの産生を促して肌のハリ・キメを改善します。
Qスイッチレーザー
しみ、あざを治療するために開発されたレーザーです。
トレチノイン・ハイドロキノン外用療法
内服薬+外用剤+エレクトロポレーション・イオン導入+スキンケア・化粧品を組み合わせて治療を行います。
イオン導入
ビタミンA、ビタミンCやE、トラネキサム酸などを電気の力を用いて肌の深部にまで効率よく浸透させる方法です。
ケアシス(エレクトロポレーション)
通常では導入されにくいヒアルロン酸などを効率よくお肌の深部まで導入させることができます。
ゼオスキンプログラム
トレチノイン、ハイドロキノン、レチノールを使用した美肌再生プログラムをご自宅で。
エンビロンフェイシャルトリートメント
ビタミンAやビタミンCを十分に肌へ補うことを中心に考えたトリートメントシステムです。
トラネキサム酸トーニングピール
「トラネキサム酸トーニングピール」は、トラネキサム酸の力で効果的に色調を整え、美白肌に導く施術です。
治療の流れ
お電話・美容WEBでのご予約
美容電話、美容WEBからご予約ください。
お悩み、希望治療、曜日、時間などをお伺いして、ご予約を承ります。
受付
しみについての問診表を書いていただきます。現在のお悩みの場所、症状、今までの治療経歴、治療に関するご希望をお伺いいたします。
診察前カウンセリング
問診票にもとづいて、カウンセラーが現在の症状や治療に関するご希望を確認いたします。
これは診察をよりスムーズに行うために行っています。
診察
問診票、カウンセリング内容にもとづいて診察いたします。症状を確認し、一人一人の症状に合わせ予算、ダウンタイム、ライフスタイルを考慮した治療計画をご提案いたします。内服、外用治療が必要な方は処方いたします。
スタッフからの確認
専門のスタッフが医師の診察内容に沿って、治療内容や費用、施術後の注意について再度説明をさせていただきます。施術ご希望であれば、ご予約をお取りします。また、承諾書をお渡ししますので、署名をしていただきます。後日の施術であればご予約ください。
施術当日
来院されましたら、受付で予約のある旨をお伝えください。
パウダールームで洗顔をしていただきます。その後、経過観察のため写真を撮影させていただきます。施術前に医師、スタッフと施術の内容について最終確認いたします。
施術
専門の医師、スタッフが施術させていただきます。治療内容により、前処置、後処置は異なります。
施術後
パウダールームにて、スキンケア、メイクを行っていただけます。
その後、クリニックで販売している、ローションや軟膏などを使用していただくことができます。
施術後の注意も施術の内容によって異なりますので、担当のスタッフよりお聞き下さい。
お会計・次回のご予約
治療効果を高めるために、定期的な治療が必要なことが多くありますので、次回のご予約を取られることをおすすめします。
ご自宅での治療
効果を確実に高めるためにも、内服、外用、スキンケアを確実に行っていただけるようにお願いします。
ご不安なことがあれば、いつでもお尋ねください。
しみ・くすみ・そばかす・肝斑|うえだ皮膚科内科八田院|名古屋市中川区
うえだ皮膚科内科 八田院
うえだ皮膚科内科 八田院ではWEB予約・電話予約をおこなっています。予約可能な日時をご確認の上、WEBまたはお電話にてご予約ください。
お電話でのご予約受付時間は、午前9:30~12:30/午後 14:00~18:00(土曜は9:00~16:00)です。
