赤ら顔(毛細血管拡張症)とは、主に顔の毛細血管が何らかの理由により拡張したまま戻らなくなり、皮膚から透けて見えるようになった状態をいいます。 赤ら顔には「毛細血管が持続して拡張している」「炎症を伴わない」「自然には消退しない」などの特徴があります。 

体質によるもの

遺伝、加齢
遺伝的に皮膚が薄い、血管が太いことがあります。 また、加齢によって皮膚が薄くなることで毛細血管が目立ってくることもあります。 

女性ホルモンなどの影響
妊娠中は毛細血管が増えやすくなります。通常は一過性で、出産や服薬中止で、炎症は改善します。 

生活習慣によるもの 

寒暖差
気温に合わせて毛細血管は拡張したり収縮したりします。寒暖差が激しい環境にいると毛細血管は拡張・収縮を繰り返し、拡張したまま戻らないことがあります。 

飲酒や香辛料
アルコールや香辛料を摂取すると、交感神経が刺激され血流が増加し、毛細血管が拡張します。慢性的に過度な摂取を続けると、毛細血管が拡張したままになることがあります。  

当クリニックでは毛細血管拡張症の治療に、主にVビームIIという機種を使用しています。VビームIIは厚生労働省に認可された医療用レーザー機器です。血管にあるヘモグロビンに反応するレーザーを患部に照射することで、原因となっている毛細血管を破壊して肌の赤みを軽減します。

毛細血管拡張症の場合、保険適用でVビームIIの治療が受けられます。保険適用で治療を受ける場合の施術間隔は、3か月ごとに1回、効果を実感するタイミングの目安は5回程度です。

VビームIIは、厚生労働省により承認された医療機器です。そのため、保険診療の対象となる疾患(毛細血管拡張症、単純性血管腫、いちご状血管腫)の場合は保険適用が可能です。

赤ら顔|うえだ皮膚科内科八田院|名古屋市中川区