トレチノイン・ハイドロキノンによるシミの治療の原理|トレチノインによる小じわの治療の原理|治療方法|メディカルエステ|料金
トレチノイン・ハイドロキノンによるシミの治療の原理
多くのしみは、表皮の一番深い層にメラニン色素が沈着しています。この層にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを作る細胞があります。 トレチノインは、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っています。トレチノインは表皮の細胞のターンオーバーを高めるために、表皮の細胞をどんどん押し上げていき、そのときにメラニン色素を排出します。さらに、強い漂白剤であるハイドロキノンを作用させて、メラニンの産生量を減らします。そうすると結果的に、しみ、くすみが減ることになります。
トレチノインによる小じわの治療の原理
表皮角化細胞のライフサイクルいわゆるターンオーバーは通常約4週間です。トレチノインは表皮角化細胞の増殖促進作用と分化促進(ターンオーバー促進)作用を同時に併せ持ちます。 トレチノイン外用により表皮のターンオーバーは約2週間に短縮されますので、これにより、角化細胞からのヒアルロン酸産生の促進、表皮直下のコラーゲン形成の促進が生じ、小じわを改善することができます。
治療方法
内服薬+外用剤+エレクトロポレーション・イオン導入+スキンケア・化粧品を組み合わせて治療を行います。
内服薬
トラネキサム酸 | 抗プラスミン作用・抗炎症作用・メラノサイトの活性化を抑制 |
ビタミンC | メラニン色素の抑制、分解、美白作用・抗酸化作用 |
ハイチオール | メラニンの生成抑制・無色化・排出促進 |
外用薬
ハイドロキノン5%(安定型) | しみの原因であるメラニン色素を作らせなくする漂白剤 |
トレチノイン0.05% トレチノイン0.1% トレチノイン0.2% | しみを古い表皮の細胞とともに押し出してくれます。そして新しい表皮を作り上げます |
メディカルエステ(エレクトロポレーションケアシス・イオン導入)
エレクトロポレーションやイオン導入の治療を併用していただくとより治療効果が高まります。
スキンケアの注意
- 治療中はしっかり日焼け止めを塗ってください。
- 皮膚をこするようなスキンケアはお止めください。
- 治療中は皮膚が乾燥しますので、保湿剤を使用するなどしっかり保湿してください。
- 妊娠中、授乳中は治療できませんのでご注意ください。
エンビロンの化粧品の併用
ビタミンAが不足すると肌荒れすることが多く、ビタミンAが蓄えられるにしたがって、肌は次第に落ちつきます。エンビロン化粧品では、この反応をできるだけ避けながら、肌の健康に不可欠なビタミンAの供給量を徐々に増やしていき、もっとも効果的なスキンケアプログラムをご提案することを目指しています。
治療をお受けになる時の注意点
強い薬を使う治療ですので、必ず2週間に一度の診察を受けて下さい。治療の進行状況、肌の状態に応じて、薬を変更、追加したり、塗り方を変更していきます。定期的に経過観察をしていませんと、知らぬうちに副作用が起きて色素沈着を起こしていることもあります。
使用開始後、治療部位が赤くなり。皮がむけてきます。赤みも増しますが、しみは少しずつ薄くなっていきます。はじめの2週間はかなりつらい時期ですが、少しずつ肌は慣れていきます。乾燥しますので、保湿クリームをしっかり使用してください。エンビロンの化粧品を併用していただきますと、トレチノインのみよりは反応が軽減されるかと思います。1クールの治療期間は約3か月です。その後はメンテナンスのケアを行いますが、必要に応じて2クール目の治療を行うこともあります。
トレチノイン・ハイドロキノン料金
5%ハイドロキノン軟膏 | 1,100 |
0.05%トレチノイン軟膏 5g | 2,750 |
0.1%トレチノイン軟膏 5g | 3,300 |
0.2%トレチノイン軟膏 5g | 3,850 |
表示価格は全て税込です
トレチノイン・ハイドロキノン外用療法|うえだ皮膚科内科八田院|名古屋市中川区
うえだ皮膚科内科 八田院
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