ロアキュタン内服
ロアキュタン内服によるニキビの治療の原理

ロアキュタンは、ビタミンA誘導体である合成レチノイドという成分でできた内服薬です。
ニキビの原因であるアクネ菌の抗菌作用・抗炎症作用、皮脂の過剰な分泌を抑える作用があるため、他の治療で改善できなかった重度のニキビに効果を発揮します。
治療は一日に1~2回服用を6か月継続します。 服用を開始してから1~2週間は症状が悪化するおそれがありますが、 約4~6週後には症状の改善が見られます。
2回目のコースを行う場合には初回コース終了後、最低8週間経過してから開始します。

効果
  • 皮脂の分泌抑制(皮膚のターンオーバー正常化)
  • ニキビの元となるコメドの発生抑制
  • 大人ニキビの主原因とされるアクネ菌抑制
  • 炎症抑制

服用頂けない方

ロアキュタンはビタミンAですが、大量に内服する事によって肝機能障害の報告があります。このため、定期的に血液検査を行い肝機能の経過をみていく事が必要になります。

  • 妊娠中、授乳中の女性
  • 妊活中の方(女性は投与中、投与後6か月の避妊、男性は投与中、投与後1か月の避妊が必要です。)
  • 15歳以下のお子様
  • 肝機能障害のある方
  • 精神疾患(うつ病など)をお持ち、又は治療中の方
  • ビタミンAに対するアレルギーをお持ちの方
  • テトラサイクリン系薬剤を使用中の方

注意事項

  • 内服期間中・内服終了後、女性は2年間。男性は6か月間必ず妊娠を避けてください。
  • 内服中・内服終了後6か月間は献血をしないようにお願いします。もし血液が妊婦さんに使用された場合、胎児に影響が出る可能性があります。
  • ロアキュタンが作用し始めると効果が現れるまで、最初の数週間症状が悪化する場合がありますが、とくにご心配はいりません。
  • 内服中は日焼けをしやすくなりますので必ず日焼けは避け、日焼け止めを塗ってください。
  • もし飲み忘れがあった場合、次の服用時間に指示のあった量を内服していただいてもよいですが、2回分以上を一度に内服することはしないでください。
  • 内服中は皮膚が敏感になりますので、顔の施術をされるときは必ず医師にご相談ください。
  • しっかり説明を受けていない方が内服をされることは危険ですので、絶対に他者との共有はしないでください。

その他副作用

  • 唇や口の中、鼻の粘膜、目、皮膚が乾燥することがあります。
  • うつ症状や幻覚・幻聴、自傷行為などの精神疾患が生じることがあります。
  • 肝疾患、腸疾患、筋骨格症状、聴覚障害、視覚障害が生じることがあります。
  • めまい、頭痛、嘔気、嘔吐、倦怠感、疲労感がでることがあります。

うえだ皮膚科内科 八田院

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