ほくろ取りについて|クリニックでのほくろ除去の方法|ほくろをレーザー治療される方への注意|よくあるご質問
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ほくろ取りについて
ほくろをとりたいと希望されて多くの方が来院されます。
最近では、きずあとが目立たないようにとレーザー治療を希望される方が多くみえます。そして、多くの方が、ほくろはレーザーできずあとも残さずとることができると思ってみえるように思います。
さて、ほくろはどんなものでも簡単にレーザー治療で治療できるのでしょうか。
答えは可能なものもあれば不可能なものもありますということです。
まず、悪性の疑いのあるものはレーザー治療は無理です。きちんと切除しないと再発し全身に影響をきたすことも起こりえます。また、非常に深いところまで、母斑細胞(ほくろの細胞)が存在すると、レーザーで浅くけずるだけではとりきれず、結局は深い傷をのこしてしまうことになります。ほくろはとりたいけどどのようにとるのかわからず不安だという方に当院での切除方法について理解していただけたらと思います。
クリニックでのほくろ除去の方法
まず、ほくろに悪性の所見がないかどうかをデルマトスコピーにて十分観察させていただきます。少しでも悪性の疑いの所見があれば、病変がきちんととりきれるように脂肪組織まで含めて切除します。その時、病理組織検査を行い、悪性の度合いがどの程度であったのか、きちんととりきれているかを確認します。このようなケースでは、レーザー治療の適応にはなりません。

傷跡をできるだけ目立たなくしたい場合
ほくろに悪性の所見がないと思われ、できるだけ傷あとを少ない治療を希望されるときは、レーザー治療を選択します。それでも全く傷がないわけではありません。
- まず、局所麻酔のあと、傷あとがあまり残らない深さで、炭酸ガスレーザーを使用してほくろを削ります。これを深く広く削ると、ほくろは完全に除去できますが、傷あとが目立つようになります。また、浅すぎればほくろは再発してきます。無理をせずに傷あとがめだたないくらいで、削りを終了します。
- その後、削った部位をメラニン色素だけに反応するレーザーをあてます。メラニンが深くまであると1回では除去しきれませんが、ここであまり無理をすると、結局深いきずあとを作ってしまうことになりかねませんので、十分な効果の得られない時は2回目以降の治療の計画をたてます。
- 治療後、軟膏をぬり、早く皮膚がはってくるようにするための創傷被覆材を貼ってもらいます。翌日から洗顔していただいたり、化粧をしていただいたりして構いません。
- 皮膚が治るまでに、約1~2週間くらいかかります。傷あとの赤みが引いてくるのには、約6か月かかりますが、個人差があります。
きちんと切除したいと思う場合
傷あとよりもきちんと切除したいと思う方、傷あとをそれほど気にされない方は、病変がきちんととりきれるように脂肪組織まで含めて切除します。その後、症例に応じた方法で、できるだけ傷が目立たない方法で縫合します。この場合、できるだけ病理組織検査を行い、悪性の所見の有無、切り取れているかの確認を行います。レーザー治療の場合は病理組織検査は行えません。
ほくろをレーザー治療される方への注意点
手術で母斑細胞をすべて切除しているという治療でないため、再発はまずする可能性が高いと思っていた方がよいと思います。ほくろは母斑細胞の集まりですから、良性のものでも、時間がたてば少しずつ増殖してきます。
また、レーザー治療でもきずあとはできます。もちろん手術の時のように深部までけずっているわけではないので、傷の治りも早く赤みがひくのも手術よりは早いです。しかし無傷ではないです。
よくあるご質問
- 治療に痛みはありますか
- 痛みができるだけ少なくなるように、麻酔クリーム、注射などであらかじめ、麻酔をして治療を行いいます。
- 傷あとはどれくらい目立ちますか
- ほくろの深さや大きさや切除の方法によって違います。
手術治療では、縫合線は半年ほどは赤みが続きやや目立ちます。長い目でみて2年たてば縫合線も白くなり、かなり目立たなくなります。
レーザー治療でも深くけずると、ほくろはかなりとれますが、へこみが目立ちやすくなります。できるだけ早く傷が治癒するように、軟膏や創傷被覆材を用いて治療します。しかし、傷は1か月ほどで治癒しますが、目立ちにくくなるには、半年はかかると考えてください。
レーザーで浅く削った場合は、1週間ほどで皮膚は上皮化し、1か月くらいでほとんどわからなくなります。
- レーザー治療は保険の適応になりますか
- 手術治療でも大きさが小さいものは保険適応にならないことが多いです。またレーザー治療も保険適応にはなりません。詳細は診察の時にお尋ねください。
- 洗顔や入浴はいつからできますか
- 手術当日は濡らすことはできません。翌日からは、大きさ、治療方法によって異なります。レーザー治療の場合は、ほとんどの場合は翌日より、洗ったりすることはできます。
ほくろ取りにおすすめの施術
CO2レーザー
炭酸ガスレーザーはほくろや盛り上がりのあるしみ、首のいぼに有効です。
ほくろ取り|うえだ皮膚科内科八田院|名古屋市中川区
うえだ皮膚科内科 八田院
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