汗管腫とは、汗を分泌するエクリン汗腺が真皮内で増殖してできる良性の皮膚腫瘍です。多くは下まぶたにイボ状(数ミリ程度)に盛り上がったようにみえます。夏にふくらんだように見えることがあります。女性に多く、年齢が上がるにつれて大きくなったり、数が増えたりするケースもあります。健康上の問題はありませんが、見た目を気にされる方は多くいらっしゃいます。

  • 大きさ:1~3mm程度
  • 色:正常な皮膚の色か、淡い褐色
  • 痛みやかゆみ:痛みやかゆみはありません
  • 好発部位:下まぶたや上まぶた、おでこ、首など
  • 好発年齢:思春期以降の女性に多く、ホルモンバランスが変化する時期に発症しやすい
  • 原因:遺伝的要因、ホルモンの影響、紫外線曝露など

遺伝的要因、ホルモンの影響、紫外線曝露など

汗管腫とは、汗を分泌するエクリン汗腺の細胞が増えてしまった結果、イボ状(数ミリ程度)に盛り上がった小さい良性のできものです。 女性に多く、自然に治ることは期待できない上に、年齢が上がるにつれて大きくなったり、数が増えたりするケースもあります。健康上の問題はありませんが、見た目を気にされる方は多くいらっしゃいます。

炭酸ガスレーザーにて照射
汗管腫は真皮中層、もしくは深層と言った意外に深い位置まで病変が及んでいます。レーザーで切除する際、取り残しがないように取り切ることが極めて重要です。しかし炭酸ガスレーザーによる汗管腫の治療は、汗管腫ひとつひとつを深めにくり抜くような作業で、くり抜いた後に皮膚が点状に凹んでしまったり、その傷が治癒するのに時間がかかったりというデメリットがあります。また深くくり抜いたとしても奥の方にあるエクリン汗腺が再度発達して症状が再発してしまうことを繰り返すこともあります。

レーザー治療の注意点
レーザー治療は健康保険が適応となりますが、同一部位の照射は3ヶ月以上間隔をあけなければなりません。レーザー照射すると、照射後、炎症後色素沈着を生じます。レーザー照射部位は照射前後に日焼けしないようにしなければなりません。 

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーはほくろや盛り上がりのあるしみ、首のいぼに有効です。

汗管腫|うえだ皮膚科内科八田院|名古屋市中川区