あざとは、皮膚の一部が色素の異常や血管の増殖によって赤や青などの色に変色した状態です。あざには、生まれつきのものや外傷によるものなどさまざまな種類があります。 

赤あざ

 単純性血管腫乳児血管腫(苺状血管腫)など、血管が異常に増えたもの。 

単純性血管腫
苺状血管腫
青あざ

出生時にできる青あざは、真皮に存在するメラノサイトが消えずに残り、メラニン(色素)を産生することが原因といわれています。この真皮層で産生されたメラニン色素は皮膚の深いところにあり、それが青く見えるため青あざと呼ばれます。また、遺伝的要因も青あざの原因に関与している可能性があります。蒙古斑は主にアジア系の赤ちゃんに見られ、太田母斑は主に日本人に多いといわれています。臀部や腰以外の部位にできる蒙古斑を異所性蒙古斑と言います。異所性蒙古斑は自然消退しにくいので、治療の対象となることがあります。 

茶あざ

表皮のメラニン色素が増加した状態で、扁平母斑やベッカー母斑などに分類されます。あざの治療には、レーザー治療や手術治療などがあります。あざの種類や性質によって、治療法が異なります。 

ピコレーザー

ピコレーザーは、従来のQスイッチレーザーよりも非常に短時間で発振されるピコ秒レーザーです

Qスイッチルビーレーザー

傷跡をほとんど残さずにしみ、そばかすなどのメラニン色素だけを破壊します。

VビームII

VビームIIは毛細血管拡張や血管腫などの肌の赤み治療に最適なレーザーです。異常な血管にのみ熱を加えて破壊することでこれらの症状を改善します。

あざ(美容皮膚科)|うえだ皮膚科内科八田院|名古屋市中川区