XERF(ザーフ)

真皮層から脂肪層の広い範囲をバルクヒーティング(広域加熱)し、強弱長短の違う熱量を皮膚内に充満させることにより、皮膚内部から全体のたるみ、引き締め治療を可能にし、脂肪の下垂改善と皮膚の引き締めが同時に行えます。

うえだ式

コンビネーション

糸リフト

糸には「コグ」というトゲのようなものがついており、その糸を皮下組織に挿入することで、皮膚を少し元に戻すことが可能になります。また、糸を入れることで、その周囲にコラーゲンが新生され、皮下組織をひきしめることができます。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は、皮膚の真皮にも多く存在し、皮膚に弾力を持たせたり、水分を保持する役割をしています。皮膚にヒアルロン酸を注入することで、表皮の崩れによってできたたるみを解消できます。

 たるみは、まぶたが下がって重たい印象を与えたり、頬の高さを下げてお顔を老けた印象に見せたり、輪郭をぼやかしてあごまわりを太った印象にしたり、ほうれい線を深くしたり、マリオネットラインを形成するなど、フェイスラインがすっきり見えなくなる原因となります。伸びてしまった皮膚を元にもどすことはとても大変です。たるんでしまう前に治療していくことがとても大切です。 

骨が小さくなる 

Allagan Aesthetics Beautyより引用 

年齢を重ねると、骨密度が減少し、骨が小さくなります。(骨は、土台の役割を果たしているので、土台が縮むと、上にある筋肉や皮下脂肪、皮膚が垂れ下がり、その結果顔全体がたるんで見えてしまいます。 
具体的には、鼻や眼窩(眼球が入っているくぼみ)は広がり、こめかみ、頬、あごのまわりの骨はへこみ、痩せこけるなどの変化が起こります。 

STEP
1

表情筋が衰える 

表情をつくるときに使われる「表情筋」も衰えます。表情筋が衰えると、その上にある皮下脂肪や皮膚を支えられず、しわやたるみにつながります。 

STEP
2

皮下脂肪が移動する (下垂)

Allagan Aesthetics Beautyより引用 

加齢にともなって顔の脂肪は、従来の位置から下に移動(下垂)します。特に、頬や口横の皮下脂肪は下垂が起きて、ほうれい線やマリオネットラインを形成します。額や頬に丸みが損なわれ、顔のラインが平坦になり、縦に長く、台形であごが脂肪で多い老けて見えやすい顔になっていきます。 

STEP
3

リガメントやSMASが衰える 

Allagan Aesthetics Beautyより引用 

顔の皮膚や表情筋と骨をつなぎ、支持靭帯(リガメント)と皮下脂肪と筋肉の間に存在する筋膜「SMAS(スマス)」という組織は、顔を支える重要な役割を担っています。これらが加齢によって衰えると、皮下脂肪がずり落ち、支持靭帯の上に乗りかかり、下垂してほうれい線やゴルゴライン、マリオネットラインを形成します。 

STEP
4

肌のハリの低下 

加齢や紫外線ダメージの長年の蓄積などで、真皮に変化が起こると、肌自体のハリが低下します。その結果、表面のしわが刻まれやすくなります。 

STEP
5

 たるみは 「皮膚の弾力低下」「表情筋の衰え・筋膜のゆるみ」「皮下脂肪の増加・下垂」「深部脂肪の委縮・減少、骨の委縮」などの4つの原因が複合的に組み合わさることで現れます。

フェイスライン・頬のたるみ

加齢に伴って皮膚の弾力が低下し、表情筋の衰えにより、支えきれなくなった頬の皮膚や皮下脂肪が下垂することでおきます。 フェイスラインがたるむと輪郭がぼやけ、浮腫んで見えたり太って見えたりし、たるみがあると老けてみえてしまいます。

高周波や超音波による治療をはじめ、注入剤を使用した治療、糸リフト、手術治療など症状に合わせた治療法を選択します。 

MWデュアルリフト / コンビネーション糸リフト / ヒアルロン酸注射 / XERF(ザーフ) / ウルトラセルZi(HIFU) / リニア / ショッピングスレッド / エステフィル / ゴウリ / リフトアップレーザー / 中顔面リフト

顎下のたるみ・二重あご

あご下は顔の中でも脂肪の厚い部位ですので、顔の脂肪の多い方は、脂肪を支えられなくなり、たるみを引き起こして二重あごになりやすい傾向にあります。

あご下のたるみは、リニアやVシェイプなどの器械による治療で熱を加え脂肪燃焼を促したり、また脂肪の多い方は、脂肪を分解・排出する脂肪溶解注射も効果的です。

MWデュアルリフト / コンビネーション糸リフト / 脂肪溶解注射 / リニア / Vシェイプ

上まぶたのたるみ

加齢に伴い、上まぶたの皮膚の弾力低下により皮膚がゆるみ、眼瞼挙筋(目を開ける筋肉)が弛緩することによって、上まぶたのたるみが引き起こされます。

上まぶたのたるみは老化を感じやすく、基本的には外科的手術での改善一択となります。ですが、レーザー医療技術の進化により、切らない上まぶたのたるみ治療も可能となりました。

マドンナリフト / 上眼瞼リフト(眉毛下切開)  / 上眼瞼切開 / 眼瞼下垂 

目の下のたるみ・ふくらみ

目の下のたるみに大きく関係するアイホール部分は、加齢と共に縮んで委縮する骨のために眼窩が大きくなります。眼球と周囲を覆うクッションの役割の脂肪は、支えを失って下方へ飛び出してきます。 

表面を覆う筋肉(眼輪筋)と皮膚も加齢により緩んでくるため、これらが相まって目の下のたるみを形成します。治療法は飛び出た脂肪を除去する手術療法が適しており、少し大変な治療になります。ただ、手術ほど治療が大変ではないマドンナリフト(CO2フラクショナルレーザー)で膨らんだ部位に皮膚から筋肉にかけて熱を加え、引き締め効果をもたらす治療法や、皮膚を再生させる成分が入っているECM製剤を目の下に注入する方法でもある程度の効果があります。 

治療方法には、骨・深部脂肪の委縮によりボリュームがなくなった所に輪郭を補正するようにヒアルロン酸を注入する方法や、靭帯をヒアルロン酸で補強してリフトアップにつながるように注入する方法、ECM製剤(スネコス1200)で皮膚に水分を補給し、全体にハリが出るように注入する方法、目の下の皮膚を育てるベビーコラーゲンを注入する方法、切らない糸リフトにより輪郭を即効的に整える方法、ボトックス注射により筋肉の緊張をとることで皮膚のハリをもたせ、輪郭を補正する方法などがあります。 

ヒアルロン酸 / ベビーコラーゲン / 肌育注射 / マドンナリフト(目元) / 上眼瞼リフト(眉毛下切開) / 下眼瞼切開 / 下眼瞼脱脂 

たるみ予防

「たるみ」は20代から始まっています。症状が出ていなくても、たるむ前からの治療はやるべき施術です。何から始めたらいいのか分からない方は、まずは器械(レーザー)による治療で真皮層に働きかけ、コラーゲン量を維持するたるみ予防がおすすめです。日頃から器械によるたるみ治療を受けている方は、美容鍼のように網目上に鍼を刺して土台を強化し、コラーゲンを一気に増生させ引き締める「ショッピングスレッド」がおすすめです。

ウルトラセルZi(HIFU) /  XERF(ザーフ) / ショッピングスレッド

器械によるたるみ治療 

器械による治療は比較的受けていただきやすい治療です。照射によってひきしめ効果をもたらしていきます。ウルトラセルZi(HIFU)によって皮膚やSMASのところまで刺激して組織をひきしめたり、XERF(高周波)で真皮深層や脂肪組織を刺激して新しいコラーゲンを増やして再生を促していきます。 

しかし、器械による治療は個人差があり、同じ器械を使用しても同様な結果が出るとは限りません。 

XERF(ザーフ) 
韓国発、次世代のたるみ治療 

XERFは、高周波の熱エネルギーを活用した、韓国初の最新たるみ治療機器です。美容大国・韓国で2024年に登場し、爆発的な人気を博しているこの機器は、これまでの高周波治療の常識を覆す「デュアル周波数」技術を世界で初めて搭載しています。

この特許取得済みの技術により、2種類の周波数を同時に照射することで、肌の深層部まで効率的かつ的確に熱を届けながらも、痛みを最小限に抑えることが可能になりました。  

HIFU(ハイフ) 

ウルトラセルZi(HIFU)は、高密度焦点式超音波(HIFU)を照射し、ターゲットへピンポイントに熱を与えることで、タンパク質が凝縮され、リフトアップすることのできる医療用ハイフ機器です。また、脂肪細胞を破壊・排出を行い部分的な引き締め効果も期待できます。施術後、熱エネルギーによって傷ついた部分を治す働きによりコラーゲンが生成され、お肌にハリが出る効果も得ることが出来ます。深部のたるみが非常に進行している方や、フェイスラインの脂肪の多い方はHIFU(ハイフ)を用いてSMASと呼ばれる筋膜の層にまで熱を与えると効果的です。 

器械による目元のたるみ(炭酸ガスレーザー治療) 

マドンナリフト 

マドンナリフトは、お肌に微小な炭酸ガスレーザーを点状に照射し、皮膚にミクロの小さな孔をあけ表皮を蒸散させます。その小さな穴の周りに発生する十分な熱作用により、その周りの皮膚は収縮し、新しいコラーゲン生成を促していくことで、お肌を引き締めていきます。 

メーカー提供症例 

ヒアルロン酸注入によるたるみ治療 

老化が進むと、骨は萎縮し、深部脂肪は変性して萎縮します。また顔面の構造を支える靭帯も弱くなってきます。ヒアルロン酸にはいろいろな注入方法があります。萎縮してボリュームがなくなったところに輪郭を補正するように注入する方法、靭帯を補強して、リフトアップにつながるように注入する方法、皮膚に水分を補給し、全体にハリがでるように注入する方法などがあります。注入の仕方や製剤の選択により、いろいろな治療ができます。入れすぎによって顔を膨らむような注入の仕方は行いません。また、注入剤による治療には即効性があります。しかし、リフトアップという点では限界はあります。また、注入剤ですので、出血、ヒアルロン酸による副作用などはありますので、十分に注意して注入を行っていきます。 

ボトックスによるしわ、たるみ治療 

ボトックスをうつことで、筋肉の緊張がとれ、その部位にできているしわやたるみがへることはあります。 

糸による治療 

リフトアップさせる糸 

糸による治療は顔の皮膚、皮下脂肪などを動かすことができます。フェイスリフトほどの効果ではありませんが、注入治療や器械治療に比べれば変化も大きく、即効性があります。コグ付きの糸は皮膚の脂肪組織にコグが引っかかるように入れて引き上げるので、即時的な効果は高くなります。そのコグのつけ方、太さ、網目状の糸にするなど、さまざまな工夫をした糸があります。部位やお顔に合った糸を挿入しています。しかし、コグ付きの糸は入れた後の違和感が生じること、痛みが少しの間残ることなどの問題はあります。 

肌にハリを持たせる糸

コグのない糸を多数挿入して、網目のように張り巡らせて、皮膚にハリを持たせていくという治療(ショッピングスレッド)があります。即時的な効果よりも、だんだん皮膚にハリがでてよい状態になっていく治療です。30代から40代の方で、ハリがなくなって少したるんできた、たるまないようにしておきたいという方によい治療かと思います。

違和感や施術後の痛みは多くありません。皮膚の浅いところに挿入するので、内出血のリスクはありますが、必ず消退してきます。 

手術による治療

手術は非常に効果が大きく得られる治療法となります。しかし腫れや内出血、形状の安定までにかかる期間などは他の方法に比較すると長いです。手術経験の豊富な形成外科医が適応をしっかりと見極めて治療をしていますので、安心してご相談ください。 

たるみは皮膚表面の問題だけでなく、皮膚内部の構造変化、骨や筋肉の衰えにも関係しているため、たるみは顔の「ゆるみ」だと考えています。骨や脂肪が減ってきているのに器械で皮膚や皮下組織を引き締めるだけ、脂肪の下垂(たるみ)が原因で法令線が深くなっているのに溝を埋めるようにヒアルロン酸を入れるだけ、では良い結果を得ることはできません。原因をしっかりと把握し、様々な治療を組み合わせ、顔や筋肉の構造、皮膚の内部をよく理解して最適なアプローチ方法を決定することが大切です。

クリニックでは、どこまで改善したいかをお聞きし、ダウンタイム、予算に応じた治療を相談させていただきます。

たるみ治療の選び方

たるみ治療においては、どの部位がどのように老化しているかを把握することが重要です。

STEP1:たるみの原因を知る 

『たるみ』は皮膚やその下の脂肪の下垂、筋膜や靭帯のゆるみ、深部の脂肪組織や骨の委縮が原因で生じます。風船で例えると、ゴム自体が伸びて、弾力を失っている(顔=皮膚やその下の脂肪変性)、中の空気が抜けて萎む(顔=深部組織や骨の委縮)、ゴムが固くなる(筋肉の緊張や委縮)状態です。
元に戻そうと思うといろいろな改善が必要です。

原因を深く知らずに、お顔のボリュームがなくなったからと補う施術だけをしても顔だけが大きくなってしまいます。中だけでなく、表面のハリ感や皮膚の状態も大切です。
当院では、実際にお顔を見せていただいて何が問題点なのかを把握します。

 

STEP2:治療法を選択する 

先ほどの風船を例とします。 

緩んだゴム(皮膚)を引き締める→器械(レーザーや高周波)で真皮に熱を加えて再生させる 

しぼみ(骨や深部組織)を回復させる→委縮した組織を注入剤による代替物で補う、ECM製剤で皮膚を再生させる 

お顔で言う靭帯のゆるみ(筋肉の緊張や委縮)は糸で物理的に構造物を持ち上げて形成します。患者様の『なりたいお顔』を最優先として治療法を決定します。

 

STEP3:患者様に合った治療を考える  

実際の治療においては、痛みが苦手、異物は入れたくないなど様々なご要望があると思います。また、腫れや内出血などのダウンタイムも考慮する必要があります。魔法のような治療法はありませんので、どれだけやれば、どこまで改善できるかを、できるだけ正確に理解していただけるように説明をしていきます。
予算や治療後のフォローなども加味しながら相談していきます。 

STEP4:組み合わせる 

すべての効果を一つの治療法で得ることはできません。自然な若返り効果を得るには各種治療法を組み合わせることが必要です。 

ある程度変化のはっきり分かる ”糸の治療”を行ってから、ヒアルロン酸で輪郭の補正を。その後レーザーや高周波で皮膚のひきしめの治療を行うなど、深部から段階を追って治療を進めていくことが理想かと思います。 

ただ、全ての治療をやらないといけないというわけではありません。一番気になる箇所を治療したい、時期を見ながらゆっくり治療を進めていきたい、老化防止に努めたい、などいろいろな治療法があります。美容治療は病気ではありませんので、あくまで楽しみを持ってやっていただけることが理想です。 

 

MWデュアルリフト

特殊な挿入方法で強力引き上げ×長期間持続を叶える、糸による切らないフェイスリフトアップ治療です。

うえだ式コンビネーション糸リフト

患者様のたるみ状況に合わせて、リフトアップのために最適な糸を選択・組合せ、切らないフェイスリフトとして最良な引き上げを実現致します。 

ヒアルロン酸注射

しわを目立たなくしたり、凹んでいるところを補ったり、ほうれい線や目の下のたるみ、輪郭などお顔に合わせたエイジング解消をご提案します。

XERF(ザーフ)

最適なリフティング+引き締め効果の向上を実現する新しい概念の高周波によるたるみ治療です。

ウルトラセルZi(HIFU)

SMAS(表在性筋膜)に熱を加えて引き締めることで、リフトアップや小顔効果を得ることができます。

ウルトラセルZi(リニア)

治療部位のリフトアップやたるみの改善の他、二重顎の改善や小顔効果が期待できる治療です。

ショッピングスレッド

糸が内蔵されている特殊な鍼を美容鍼のように皮膚に挿入し、肌の内側から自然に引き締めてハリを出す治療です。 

エステフィル

エステフィルは新世代のバイオスティミュレーターフィラーと言われています。コラーゲンブースターとも呼ばれ、自分自身のコラーゲンの生成を促す作用があります。

ゴウリ

世界初の液状タイプのポリカプロラクトン(PCL)製剤です。ゴウリを肌に直接注入して皮膚組織量を増強させることでシワの改善が期待できます。

リフトアップレーザー

Gentle Max Proによるリフトアップ・引き締め治療です。

テノール

熱を深部に加えることで加齢の進行を抑える治療です。

マドンナリフト

目元のたるみ、目元の小じわ、二重幅の狭まりのお悩みに。スマートサイド・ドットの「フラクショナルモード」を使用して行う目元専用のたるみ治療です。

目元形成(手術)

眼瞼下垂/ 眉毛下切開/ 上眼瞼切開/ 上眼瞼下垂/ 下眼瞼切開/ 下眼瞼下垂/ 下眼瞼脱脂

中顔面リフト(手術)

頬や目の下のたるみを改善する手術です。加齢による皮膚のたるみや脂肪の垂れを改善します。

たるみ・リフトアップ|うえだ皮膚科内科八田院|名古屋市中川区